フリーアドレスとは、基本的に全体がフリースペースで、個人がデスクを持たないオフィススタイルのことだ。日本ではIT企業やベンチャー企業での導入のイメージが強い。
朝日新聞大阪本社は、このたび竣工した「中之島フェスティバルタワー」の9階から12階に構える新オフィスで、このフリーアドレスのスタイルを導入する予定だ。同タワーのオフィスフロアは、1フロア820坪の無柱空間となっており、効率的なレイアウトと多彩なスペースの確保が可能。フリーアドレスを導入するにはもってこいの環境だ。
担当者によると、従来の部ごとの縦割り型組織ではなく、部を超えたコミュニケーションの活発化によって、新聞製作の効率性のアップや新たなアイデアが生まれてくることを期待しているとのこと。
「縦割り」の代表的存在でもある新聞社が、オフィスのスタイルを変えるだけとはいえ、新しい組織づくりに成功するのだろうか。
(編集部・F)